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2011年4月 6日 水曜日
2011.04.06
今日はホワイトニングについてお話をします
矯正治療を終わられた患者さんによっては
ホワイトニングを希望される患者さんがおられます。
皆さんはホワイトニングはどのようにして白い歯になるのか
ご存知でしょうか?
よく白人の方のような歯の色になりたいと聞きます。
私たち黄色人種である人は肌の色と同様で歯も少し黄色く
それが自然なことも理解してから、よく考えて行ってください。
ではホワイトニングのメカニズムについてお話します。
ホワイトニングの原理は、歯の表面に薬剤を塗布し、歯を漂白する
ホワイトニング。現在、日本で行われているホワイトニングは、診
療所で受ける『オフィスホワイトニング』と自宅で行う『ホームホ
ワイトニング』の2種類。漂白の原理はほぼ同じです。
歯の表面に塗られた薬剤は、空気に触れるとゆっくりと酸化を始め
る。その過程で、不安定な電子を含む分子(フリーラジカル)に化学
分解していく。フリーラジカルは状態を安定させるために、エナメル
質表面にある有機性着色物質とくっつくことで漂白する。薬剤は最終
的には水と酸素に分解し、役目を終える。
漂白によって解けるのは、歯の表面のごく薄く覆っている有機しつ
だけです。それも、丸1日経てばもとの状態に戻る。薬剤には、ミネ
ラル分を溶かす脱灰作用はないので、歯そのものにダメージを与える
心配はないと言えます。
ただし、体質によっては知覚過敏を起こすこともあるので、歯科医
や歯科衛生士の十分な指導のもとで行う必要があります。
投稿者 岩崎矯正歯科