子どもの矯正について、ママ(親御さま)の役割
親としてできる事
小さなお子さまが、自分から「歯並びが悪い」「噛み合わせが悪い」と感じたり、治したいと思うことはほとんどありません。お子さまにとって、その歯並び、噛み合わせは、自分にとって自然なことだからです。
だからこそ、お子さまの歯並びや噛み合わせについて気づいてあげられるのは、お父さん、お母さんの役目です。これからのお子さまの人生を考え、健康で、明るく美しい笑顔に自信を持てるよう、小児矯正について相談されることをおすすめします。
歯並びが悪いことに気づくPOINT
- 歯ぎしりをする
- 口での呼吸が多い
- 顔の左右のバランスが悪い
- 指しゃぶり・おしゃぶりがやめられない
- 出っ歯や受け口
- 話し方がおかしい・かつ舌が悪い
- 乳歯と乳歯の間に隙間がない
- よく頬杖をつくクセがある
矯正治療のメリットは、歯並びの見た目の良さだけではありません。正しい噛み合わせにすることによって、多くのメリットがあるのです。
しっかり噛んで食事ができる
正しい噛み合わせになると、力強く、きちんと噛むことができるので、歯が不自然にすり減ることもありません。食べ物をしっかり噛んで食べることで、消化器官への負担も少なくなります。
虫歯になりにくい
歯並びが悪いと、隙間に食べかすが詰まりやすいだけでなく、歯磨きをしてもブラシが届きにくく、磨き残しが出てしまいます。それが虫歯の原因となるのです。歯並びを美しく整えれば、正しく歯磨きしやすくなり、虫歯になるリスクが軽減します。
肩こりや頭痛などが改善される
噛み合わせが悪いと、歯を噛みしめる時に不自然なバランスになるために、首や肩に余分な力が入ることもあります。それが頭痛や肩こり、姿勢の悪さにつながってしまいます。矯正で噛み合わせを正しくすると、そのような筋肉の負担が少なくなります。
よく眠れるようになる
噛み合わせが悪いと、肩こりや頭痛の原因になり、睡眠の質が下がります。正しい噛み合わせを得ることで、ぐっすり眠れるようになるのです。
笑顔に自信が持てる
笑った時の美しい歯並びは、お子さまの自信にもつながります。
歯のための正しい習慣を身につけましょう
正しい歯磨き
矯正治療をしている間でも虫歯にならないように、正しい歯磨きを指導してあげてください。お子さまだけでは正しく磨けているかわからないことも多く、せっかく矯正治療をしていても虫歯になってしまっては意味がありません。正しい磨き方を伝え、仕上げ磨きをしてあげてください。歯と歯のすき間、歯の裏側、奥歯の磨きにくい所などは、特にていねいに磨いてあげてください。
しっかり噛んで食べる
やわらかいもの、噛まずに食べられるものを好んで食べていると、お子さまのアゴを小さくし、歯並びにも悪影響を与えます。噛みごたえのあるものを、しっかり噛んで食べる習慣をつけてあげてください。また、できるだけ左右均等に噛んでいるかも見てあげてください。片方のアゴだけで噛んでいると、顔の輪郭が変形してしまうこともあります。
口の開きが小さくないかチェック
やわらかいものを好んで食べているとアゴの成長が遅くなるほか、力が弱いので口を大きく開けられないことがあります。「口を大きく開けると痛い」「大きく口を開けると音がする」という症状があれば、顎関節症の疑いがあります。
食べる時間が異様にかかってしまう
ゆっくり食事をすることは良いのですが、異様に時間がかかってしまう場合や噛み合わせが悪い場合があります。不正咬合により、よく噛めないために食事が遅くなってしまうのです。このような症状が見られたら、早めにご相談ください。
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